妻の父親、つまり義父の話
齢84認知症を患ているが普段は自分で全ての生活行動をすることができる
ただし日によって精神状態の波が激しく、突然怒り出したり、日によっては一日中塞ぎ込んだりもしている模様
そんな義父が先日一人で車を運転して町まで買い物に行った際に(義母からは一人で遠くまで運転することは禁じられている)
支払い時に財布が無いことに気付き、盗まれたと騒ぎたて、警察まで出動するという騒動をおこした
警察から義母に連絡して確認したところ、財布は義父のベッドの上に置かれていたそう
認知症が進行した時の一つの症状として被害妄想が激しくなる
結局義父はパトカーに乗せられて家まで送り届けられた
警察からも免許返納を勧められたそうである
家に戻り義父は自分がしたことを冷静に考えることができ大変落ち込んでいる模様
自分では当たり前に出来ていたことが、ある日突然出来なくなり、周りに迷惑をかける
完全にボケてしまえば自分のしたことも認知できないので反省することもないのだが、なまじ認知機能が生きているので
現実を突きつけられ苦悩するのだろう
老いとは悲しいものなのかを考えるこの頃です